生活保護受給方法とコロナの現状から生活保護申請者の急増
コロナ景気の影響を受け、3月から生活保護申請社が増加傾向にあります。警備員の仕事をしていた方も今はイベント業等の仕事も無くなり、ハローワークに言っても求人募集をしていない、面接をしてもこの先どうなるか分からないから合格しない。等の状況から生活保護を申請する人が急増しています。
現状生活保護の申請では本当に困っている方に対し、窓口では「水際作戦」と言われる、「まだ生活が出来る為の仕事をしていけるのではないですか？」等の確認を繰り返され、諦める事を促す傾向があります。生活保護を出したくない役所に対し、しっかりとした仕組みを知る事も大切です。
そしてしっかりとした「返答」と「対策」を充分に用意して行く必要があります。
長野市の生活保護の目的
生活保護は、資産や能力を活用しても生活に困るすべての世帯に対し、困窮状態に応じて必要な保護を行い、その生活が保障されるとともに、自立した生活が送れるよう支援することを目的とします。
生活を保護して貰い、楽して生活をするというではなく、「生活が出来る為の再チャレンジとして」支援を受けるという事が大切です。
長野市の生活保護の仕組み
生活保護費は世帯の状況により、国で決められた基準額と収入を比べて、不足する分について支給されます。
生活保護申請の流れ
生活保護についてお聞きになりたい方は、福祉事務所（長野市役所 生活支援課）にご相談ください。篠ノ井・松代・川中島・更北・信更・大岡にお住まいの方の窓口は、福祉政策課篠ノ井分室（篠ノ井支所内）になります。
〒380-8512
長野市大字鶴賀緑町1613番地
長野市保健福祉部生活支援課保護担当（第2庁舎2F）
Tel:026-224-7529（お掛け間違いのないようにご注意ください）
Fax:026-224-8377
※篠ノ井、松代、川中島、更北、信更、大岡にお住まいの方は
〒388-8006
長野市篠ノ井御幣川281番地1
福祉政策課篠ノ井分室（篠ノ井支所内）保護担当
Tel:026-292-2596（お掛け間違いのないようにご注意ください）
Fax:026-292-2927
まずは上記連絡先に電話で相談を行い、自分の現状を相談する事が出来ます。
申請後の調査について
親族や家族に連絡や、自宅に何があるかの確認等も調査されます。
財産としてみなされた物に関しては売却等を促され、生活費等に充てる様に指示される場合があります。
遠方に実家が存在する場合には家族には事前に連絡、相談はしておいて方が良いかと思います。
長野市で生活保護申請、事前に準備する事
１）銀行の預貯金や資産となる物がある場合には全て売却等をし、生活に充てた上で申請をする事。（預貯金は数万円程度、車は生活に必要な軽自動車程度は許可される場合があります。）
２）「仕事をしたくても出来ない」という状況をうつ病の場合には診断書として提出したりと、楽してお金だけが欲しいという意味合いにならない様、真剣にどうしても保護が必要という気持ちで取り組んで下さい。
３）どうしたら良いか分からない方は、お近くの行政書士の先生等に相談を行い、サポートをして貰う事をオススメ致します。生活保護者から金銭を受け取る行政書士の先生は稀です。基本的には、ボランティアとして活動を手伝ってくれる行政書士の先生も数は少ないですが存在します。安い先生で1万円～高い先生で5万円程度で申請をサポートしてくれますが、生活に困っている方が数万円支払う事の意味をよく考えて依頼をして下さい。
生活保護の審査結果
調査が終わると、あなたの世帯が生活保護を受けられるか受けられないかを、原則として14日以内に決定します。ただし、調査などで日数がかかるときは30日以内に決定することがあります。なお、生活保護の開始は、原則として申請のあった日より後になります。
全ての申請書類や調査が完了してから、2週間以内に審査結果の通知が来ます。このタイミングで審査が受からなかった方も、再審査を請求する事が出来ます。再度審査を要求したい方は担当者に何が審査で落ちた理由なのかを聞く事も出来ますので、審査に落ちたとしても理由を一つずつ正確に確認、本当に必要な状況を真剣に伝えて下さい。
一つ間違えては行けない大切な事として生活保護は「社会復帰の為の支援」であり、「自由な時間」や「楽して生きていきたい」という想いでは中々審査も通りません。
本当に生きる上で困っている方の為の生活保護としての活用をお願い致します。
長野市生活保護のホームページ
https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/seikatsushien/7145.html
